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花筏

たった半月余りといえども、それはそれはもう何年も俗世を離れていたかのように思えてならない。
しかし此度ばかりは初めてではなかろうか、、「引退」を真剣に考えた。

同時に、我ながらさすがに声を立てて笑えてしまう程、自らが如何に単純な人間であるかを思い知らされたのであった。

美味なものには目がない私。
しかしながら如何に美味なものであっても身体が欲さなければ感動は薄れてしまうことを痛感し、働かざる者食うべからず…とでも申しましょうか。
離れていたのも束の間、すんなりと戻ることを決意したのでした。
いやはや…やはりそうであったかと(笑)

所狭しと水面に浮かぶ花弁を眺めては、しようがないな〜と力みのない微笑を浮かべるのであった。
決して残念なのではない、半ば佳き諦めとなごやかな愛を込めて…。

「…こよひ逢ふ人みなうつくしき(与謝野晶子)」か、、

これより嬉しきことが次々にはじまってゆく予感。
書と舞踊をも、またお稽古できる倖せ。仏語、伊語ともに習得へ向け精を出さねば。

此れ、いとしあわせなり。

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